健診で「脂質異常症」を指摘され、不安を感じていませんか?この病気は自覚症状がほとんどないため「沈黙の病気」とも呼ばれ、放置すると心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重い病気につながる可能性があります。
この記事では、脂質異常症の具体的な原因から、食事や運動などの生活習慣で改善する方法、医師と相談して進める治療法まで、幅広く解説します。日本の主要な死亡原因の一つである動脈硬化性疾患を防ぐための知識が得られます。
ご自身の状況と照らし合わせながら読み進めることで、漠然とした不安を解消し、健康な未来へ向けた最適な一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。
健診で指摘された「脂質異常症」とは?その正体と診断基準
脂質異常症とは、血液中の脂質バランスが崩れてしまう状態です。健診でこの言葉を指摘され、不安を感じている方もいるかもしれません。この病気は自覚症状がほとんどないまま進むため、「沈黙の病気」とも呼ばれます。しかし、治療せずに放置すると、心筋梗梗塞や脳卒中といった命に関わる重い病気を引き起こす可能性があるため、健診で異常な数値が見つかった際は、放置せずに適切な対応を考えることが重要です。
脂質異常症の3つの種類と症状
脂質異常症は、血液中の脂質に異常が見られる状態の総称です。主に、次の3つの種類に分けられます。
| 脂質異常症の種類 | 内容 |
|---|---|
| 高LDLコレステロール血症 | 「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLコレステロールが多すぎる状態です。このLDLコレステロールが過剰になると、血管の壁にコレステロールが蓄積しやすくなり、動脈硬化を進行させてしまうと考えられます。 |
| 低HDLコレステロール血症 | 「善玉コレステロール」と呼ばれるHDLコレステロールが少なすぎる状態です。HDLコレステロールは、血管の壁にたまった余分なコレステロールを回収し、肝臓に戻す役割を担っています。このHDLコレステロールが少ないと、コレステロールの回収機能が低下し、動脈硬化が進みやすくなる可能性があります。 |
| 高トリグリセリド(中性脂肪)血症 | 中性脂肪(トリグリセリド)が多すぎる状態です。中性脂肪の数値が高い状態が続くと、動脈硬化を促進するだけでなく、重症な急性膵炎を引き起こす危険性も高まることがあります。 |
これらの脂質異常は、残念ながら自覚できる症状がほとんどありません。そのため、「沈黙の病気」と呼ばれ、多くの場合、健康診断などで初めて異常を指摘されます。症状がないからと放置すると、気づかないうちに血管が傷つき、将来的に心筋梗塞や脳卒中といった深刻な病気へとつながる恐れがあるため注意が必要です。
LDL-C、HDL-C、TG…あなたの数値は何を示す?
健診結果の用紙には「LDL-C」「HDL-C」「TG」といった、普段聞き慣れない記号が並んでいるかもしれません。これらの数値は、ご自身の体内の脂質バランスを具体的に示しています。
それぞれの記号が示す内容は、以下のとおりです。
| 記号 | 脂質の種類とその働き |
|---|---|
| LDL-C | 低密度リポたんぱくコレステロールの略で、「悪玉コレステロール」として知られています。全身にコレステロールを運ぶ役割がありますが、数値が高いと血管の壁にたまりやすく、動脈硬化を進行させる主要な原因物質と考えられています。 |
| HDL-C | 高密度リポたんぱくコレステロールの略で、「善玉コレステロール」と呼ばれます。血管壁にたまった余分なコレステロールを回収し、肝臓へと運ぶ役割を担っています。この数値が低いと、コレステロールの回収機能が低下し、動脈硬化のリスクが高まる傾向にあります。 |
| TG | トリグリセリド(中性脂肪)の略で、主に体を動かすエネルギー源として利用されます。食後に一時的に増えることもありますが、この数値が高い状態が続くと、肥満や脂肪肝の原因となるだけではありません。LDL-CやHDL-Cの異常と重なることで、動脈硬化の進行リスクをさらに高める可能性があります。 |
これらの数値はそれぞれ異なる役割を持ち、動脈硬化への影響もさまざまです。ご自身の健診結果から、どの脂質に異常があるのかを正しく理解することが、適切な対策を始める上での大切な一歩となるでしょう。
知っておきたい!診断基準の目安
脂質異常症の診断は、主に血液検査の数値によって行われます。診断基準の目安は次のとおりです。
| 脂質の種類 | 診断基準の目安 |
|---|---|
| 高LDLコレステロール血症 | 140mg/dL以上 |
| 低HDLコレステロール血症 | 40mg/dL未満 |
| 高トリグリセリド(中性脂肪)血症 | 150mg/dL以上 |
これらの基準のうち、いずれか一つでも超えている場合に脂質異常症と診断されます。ただし、この診断基準はあくまで目安です。数値が基準値を超えているからといって、すぐに薬物治療が必要になるわけではありません。厚生労働省の指針にもあるように、まずは生活習慣の改善から取り組むことが大切です。
健診で脂質異常症と指摘された場合でも、すぐに薬物治療を始めることは稀です。まずは、食事や運動といった生活習慣の改善からスタートすることがほとんどです。患者さん一人ひとりの年齢、性別、喫煙の有無、高血圧や糖尿病などの他の病気の有無、そしてご家族の病歴まで、さまざまな情報を総合的に評価します。これにより、将来的な動脈硬化のリスクを詳細に判断します。
脂質異常症を放置すると危険な3つの理由
脂質異常症は、血管の病気である動脈硬化を静かに進行させ、やがて心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重大な病気につながる可能性があります。日本の医療現場では、動脈硬化性疾患が主要な死亡原因の一つとして挙げられており、健康寿命との乖離(健康上の問題で日常生活が制限される期間)を生む大きな要因であると指摘されています。健診で脂質異常を指摘されたにもかかわらず治療せずにいると、将来の健康を大きく損なうことになりかねません。
特に、脂質異常症によって動脈硬化が進行すると、次のような3つの深刻な病気のリスクが高まります。
- 血管が硬く、狭くなる「動脈硬化」の進行
- 心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」
- 脳の血管が詰まる、あるいは破れる「脳卒中」
1. 血管が硬く、狭くなる「動脈硬化」の進行
脂質異常症とは、血液中のLDL(悪玉)コレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)が過剰になったり、反対にHDL(善玉)コレステロールが不足したりする状態を指します。この状態が長く続くと、余分な脂質が血管の壁に少しずつ蓄積され、「プラーク」と呼ばれる盛り上がりができます。プラークが形成されると、血管は弾力性を失って硬くなり、内側も狭くなってしまいます。これが「動脈硬化」と呼ばれる状態です。
動脈硬化は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、患者さん自身が気づかないうちに病気が進行してしまうことが問題となります。この自覚症状がない動脈硬化の進行は「潜在性動脈硬化」とも呼ばれ、すでに血管の病変が始まっている可能性を示すものです。症状がないからといって放置してしまうと、後述する心筋梗塞や脳卒中といった、より深刻な病気へとつながる恐れがあります。一度進行した動脈硬化は元に戻すことが難しいため、早期からの予防と対策が非常に重要といえます。
2. 心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」
動脈硬化が心臓を取り巻く「冠動脈」という血管で進行すると、心筋梗塞のリスクが高まります。冠動脈は心臓の筋肉に血液を送る重要な血管です。この血管が動脈硬化によって狭くなったり、血管壁にできたプラークが何らかの拍子に破れてしまい、そこに血栓(血の塊)ができて血管が完全に詰まってしまったりすると、心臓の筋肉に血液が届かなくなります。この状態が「心筋梗塞」です。
心筋梗塞が発症すると、突然の激しい胸の痛みや圧迫感、冷や汗、呼吸困難などが現れ、時には命に関わる非常に危険な状態に陥ります。心臓の筋肉の一部が壊死してしまうため、たとえ命が助かっても、心臓の機能が低下し、その後の生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。日本動脈硬化学会は、心筋梗塞を含む動脈硬化性疾患全体を包括的に管理し、国民の健康寿命を延ばすことを目標としています。
3. 脳の血管が詰まる、あるいは破れる「脳卒中」
動脈硬化は脳の血管にも影響を与え、脳卒中を引き起こす主要な原因となります。脳卒中とは、脳の血管が詰まる「脳梗塞」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」の総称です。一時的な症状が現れる「一過性脳虚血発作」もこれに含まれます。
脂質異常症による動脈硬化が進行すると、脳の血管が狭くなり、血栓ができて脳梗塞を引き起こすことがあります。また、硬くなった血管はもろくなるため、血圧の急激な変動などによって血管が破れてしまい、脳出血を起こす可能性も高まります。脳卒中が発症すると、突然の手足の麻痺、ろれつが回らない、意識が朦朧(もうろう)とするなどの症状が現れ、後遺症として言語障害や麻痺が残ることが多くあります。これにより、ご自身での生活が困難になり、介護が必要になるケースも少なくありません。2022年版の動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは、心筋梗塞だけでなく「アテローム血栓性脳梗塞」も重要な予防対象として位置づけられています。これも心筋梗塞と同様に、命に関わり、その後の生活を大きく変えてしまう可能性がある重大な病気の一つです。
このように、脂質異常症は単なる数値の異常ではなく、全身の血管に影響を及ぼし、将来的に深刻な病気を引き起こす原因となるものです。健診で異常を指摘された場合は、放置せずに医療機関で相談し、ご自身の状態に合わせた適切な対策を始めることが、ご自身の健康を守る上で非常に重要です。
脂質異常症を引き起こす主な原因と改善の第一歩
脂質異常症は、個人の生活習慣だけでなく、遺伝的背景や他の病気が複雑に絡み合って引き起こされることが多い病気です。原因を正しく理解し、ご自身の状況に合わせた対策を始めることが、動脈硬化の進行を防ぎ、健康な将来へとつながる大切な一歩となります。
食生活の乱れと運動不足が招く脂質異常
食生活の乱れや運動不足は、脂質異常症の最も身近で大きな原因の一つです。特に、食事が欧米化し、高脂肪食や糖質の摂りすぎが常態化すると、血液中の脂質バランスが大きく崩れる可能性があります。
具体的には、飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食品の過剰摂取は、悪玉(LDL)コレステロールを増やす主要な原因と考えられています。 例えば、次のような食品を日常的に多く摂っている場合、注意が必要です。
- 肉の脂身
- 加工肉(ソーセージ、ベーコンなど)
- 揚げ物
- 菓子類(ケーキ、クッキーなど)
- 乳製品(生クリーム、バターなど)
また、野菜が不足していると、コレステロールの排出を促す食物繊維が十分に摂れません。これにより、腸内でのコレステロールの再吸収が増え、悪玉(LDL)コレステロール値の上昇につながることがあります。不規則な食事時間も、体のリズムを狂わせ、脂質の代謝に悪影響を及ぼす可能性があります。
一方、運動不足は、体内で消費されるエネルギー量を減らし、余ったエネルギーが内臓脂肪として蓄積されやすくなります。内臓脂肪が増えると、中性脂肪(トリグリセライド)が増加し、血管の掃除役である善玉(HDL)コレステロールが減少しやすくなるという悪循環が生じます。
厚生労働省の資料では、健診で脂質異常症と診断されても、すぐに薬物治療が必要になるとは限りません。まずは食事や運動といった生活習慣の改善から取り組むことが、治療の重要な第一歩として位置づけられています。
喫煙・過度な飲酒が加速させるリスク
喫煙と過度な飲酒は、脂質異常症の進行を加速させ、動脈硬化のリスクを大幅に高める要因です。これらは生活習慣病全般に悪影響を及ぼすことが知られていますが、脂質代謝への影響も決して小さくありません。
たばこの煙に含まれる有害物質は、血管の内皮細胞(血管の最も内側の膜)を直接傷つけます。血管が傷つくと、その部分に悪玉(LDL)コレステロールが侵入しやすくなり、蓄積されることで動脈硬化の初期病変であるプラークの形成を促します。さらに、喫煙は善玉(HDL)コレステロールを減らす作用もあり、血管内壁に溜まった余分なコレステロールを回収する能力を低下させてしまいます。これにより、動脈硬化がさらに加速し、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重篤な病気へとつながるリスクが高まるのです。
一方、過度な飲酒は、主に肝臓での中性脂肪(トリグリセライド)の合成を促進します。アルコール自体が肝臓で処理される際に中性脂肪の合成が活発になるため、飲酒量が多いほど血液中の中性脂肪値は上昇しやすくなります。また、アルコールはカロリーが高く、おつまみなども加わることで総摂取カロリーが増えがちです。これにより、内臓脂肪の蓄積が促され、高中性脂肪血症だけでなく、肥満にもつながる可能性があります。
禁煙や節度ある飲酒を心がけることは、脂質異常症の改善だけでなく、全身の健康を守る上で非常に重要です。特に喫煙は、百害あって一利なしと言われるほど健康への悪影響が大きいため、禁煙外来などを利用して早期にやめることを強くおすすめします。
遺伝的な要因や他の病気との関連性
脂質異常症の原因は生活習慣だけではありません。中には、遺伝的な要因や、現在かかっている他の病気が背景にあるケースも存在します。
遺伝的要因として代表的なのが「家族性高コレステロール血症」です。これは、遺伝子の変異によって生まれつき悪玉(LDL)コレステロールの値が非常に高くなる病気で、日本人のおよそ200人に1人の割合で見られると言われています。家族性高コレステロール血症の患者さんは、幼い頃からコレステロール値が高い状態が続くため、比較的若い年齢(男性では40代、女性では50代)で心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を発症するリスクが高いことが特徴です。国立循環器病研究センターの報告では、家系内調査や遺伝子検査によって診断が行われることも示されています。
また、以下のような他の病気が原因となって、二次的に脂質異常症が引き起こされることも珍しくありません。
- 糖尿病:インスリンの作用不足や抵抗性により、中性脂肪が増加し、善玉(HDL)コレステロールが減少することがあります。
- 甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、コレステロールの代謝が遅くなり、悪玉(LDL)コレステロールが増加しやすくなります。
- 腎臓病(ネフローゼ症候群など):腎臓からのタンパク質漏出により、肝臓での脂質合成が亢進し、脂質異常を来すことがあります。
- 膵臓病(急性膵炎など):特に重症の場合、中性脂肪が極端に高くなることがあります。
- 特定の薬剤の使用:ステロイドや経口避妊薬など、一部の薬剤が脂質代謝に影響を与える可能性があります。
健診で脂質異常症を指摘された場合は、生活習慣だけでなく、ご家族の病歴や現在かかっている病気、服用中の薬剤についても医師に詳細に伝えることが大切です。これにより、隠れた原因を見つけ出し、より効果的な治療方針を立てることができます。
薬に頼らない!今日から始める生活習慣改善のポイント4選
脂質異常症の改善において、薬に頼る前にまず取り組むべきは、日々の生活習慣の見直しです。この見直しは、ご自身の力で脂質の状態を良くし、将来の心筋梗塞や脳卒中といった重い病気を未然に防ぐための、非常に大切な第一歩となります。たしかに、「一人で全てを変えるのは難しい」と感じるかもしれません。しかし、正しい知識と少しの工夫があれば、きっと良い変化を実感できるはずです。
食事療法:賢い食品選びと調理のコツ
脂質異常症の改善において、食事は治療の土台を築く最も重要な要素です。口にするものが直接的に血液中の脂質バランスに影響を与えるため、賢い食品選びと調理の工夫が求められます。
具体的には、血管を傷つけ、悪玉(LDL)コレステロールを増やす原因となる食品の摂取を控えることが肝心です。特に、飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食品は、動脈硬化を進行させるリスクを高めるため注意が必要です。
例えば、以下のような食品は摂りすぎないように意識しましょう。
- 肉の脂身、加工肉(ソーセージ、ベーコンなど):飽和脂肪酸が多く含まれています。
- 揚げ物やフライドポテト:植物油でも揚げると酸化したり、トランス脂肪酸が増えたりする可能性があります。
- 菓子類(ケーキ、クッキーなど):糖分や脂肪分が多く、中性脂肪増加の原因になります。
- 乳製品(生クリーム、バター、チーズなど):低脂肪のものを選ぶなど工夫しましょう。
一方で、積極的に取り入れたいのは、血管を健やかに保ち、脂質の排出を助ける食品です。
特に、青魚(サバ、イワシ、サンマ、アジなど)には、n-3系多価不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。これらの成分は、血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにする作用や、動脈硬化の進行を抑える効果が期待できます。週に2〜3回は食卓に取り入れるよう心がけましょう。
また、野菜、果物、大豆製品、未精製穀類(玄米、全粒粉パンなど)、海藻類を積極的に摂ることも大切です。これらに多く含まれる食物繊維は、コレステロールの吸収を抑え、体内の余分な脂質を排出する働きを助けてくれます。
調理法にも一工夫加えましょう。揚げる調理は油の摂取量が増えるため、蒸す、焼く、煮る、茹でるなどの調理法を選ぶと良いでしょう。そして、脂質コントロールと同時に減塩も意識することで、高血圧の予防にもつながり、動脈硬化のリスクをさらに軽減できる可能性があります。
外食が多い方も、定食メニューで魚を選ぶ、野菜料理を追加する、揚げ物を避ける、ドレッシングを控えめにするなど、少しの心がけで脂質のコントロールは可能です。完璧を目指すのではなく、まずはできることから始めてみましょう。
運動療法:無理なく続けられる運動習慣
脂質異常症の改善と健康維持には、運動習慣の確立が欠かせません。体を動かすことは、適正な体重を保つだけでなく、血液中の脂質バランスを直接的に改善する効果が期待できます。
運動によって具体的にどのような良い影響があるのでしょうか。
- 善玉(HDL)コレステロールの増加: 運動は、血管の清掃役であるHDLコレステロールを増やす働きがあります。HDLコレステロールが増えることで、血管壁にたまった余分なコレステロールを回収し、動脈硬化の進行を抑えることができる可能性があります。
- 悪玉(LDL)コレステロール・中性脂肪の減少: 運動は、体内の脂肪を燃焼させ、これらの脂質を減らす効果が期待できます。特に内臓脂肪の減少は、中性脂肪を減らす上で非常に重要です。
脂質異常症の改善に特に効果的なのは、ウォーキング、軽いジョギング、水泳、サイクリングといった有酸素運動です。これらの運動は、心肺機能を高めながら、持続的に脂肪を燃焼させるのに適しています。
大切なのは「無理なく、楽しく続けられること」です。いきなりハードな運動を始めても、挫折してしまう可能性があります。まずは、日々の生活に少しずつ運動を取り入れることから始めましょう。
- 目標: 1日30分程度の運動を週3回以上、可能であれば毎日継続することを目指しましょう。
- 具体例:
- 通勤時に一駅分歩いてみる。
- エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使う習慣をつける。
- 自宅の周りを散歩する時間を設ける。
- 休日に軽いサイクリングや水泳を楽しむ。
有酸素運動に慣れてきたら、スクワットや腕立て伏せなどの筋力トレーニングも取り入れることをおすすめします。筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、安静時でもより多くのエネルギーが消費されるようになります。これにより、脂質が燃焼されやすい体になり、脂質異常症の改善をさらに後押しできる可能性があります。
運動は、肉体的な健康だけでなく、精神的な健康にも良い影響を与えます。適度な運動は、ストレス解消効果も期待できるため、心身ともに充実した生活を送るための大切な要素と言えるでしょう。
禁煙と節酒:動脈硬化リスクを大幅に軽減
脂質異常症と診断された方が、動脈硬化のリスクを効果的に減らすためには、喫煙をやめ、お酒との付き合い方を見直すことが極めて重要です。これらは、日々の生活習慣の中でも特に血管に大きな負担をかける要因として知られています。
喫煙が動脈硬化を加速させる理由 たばこの煙に含まれる有害物質は、血管の内皮細胞、つまり血管の一番内側のデリケートな壁を直接的に傷つけます。血管が傷つくと、その部分に悪玉(LDL)コレステロールが侵入しやすくなり、蓄積されることで動脈硬化の初期病変であるプラークの形成を促してしまうのです。さらに、喫煙は血管の清掃役である善玉(HDL)コレステロールを減らす作用も持ちます。これにより、血管内にたまった余分なコレステロールを回収する能力が低下し、動脈硬化の進行がさらに加速してしまいます。結果として、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重篤な病気のリスクが大幅に高まるため、脂質異常症と診断されたら、禁煙は最も優先すべき改善点の一つです。ご自身の健康だけでなく、ご家族への受動喫煙も避けるよう配慮することも大切ですえます。
過度な飲酒が脂質異常症を悪化させる理由 アルコールは、主に肝臓で代謝される過程で、中性脂肪(トリグリセライド)の合成を促進してしまいます。そのため、飲酒量が増えれば増えるほど、血液中の中性脂肪値は上昇しやすくなる傾向があります。また、アルコール自体にカロリーがあり、飲酒時に摂るおつまみなども加わることで、総摂取カロリーが過剰になりがちです。これにより、内臓脂肪が蓄積しやすくなり、高中性脂肪血症だけでなく肥満にもつながる可能性があります。
特に中性脂肪が高いと指摘されている方は、節酒が非常に重要です。アルコールを飲む際には、推奨される適量を守り、肝臓を休ませるための休肝日を設けるなど、「適正飲酒」を心がけることが大切です。
喫煙と過度な飲酒をやめることは、脂質異常症の改善にとどまらず、全身の健康を守り、より長く活動的な生活を送るために非常に大きな意味を持つ行動と言えるでしょう。
今回の生活習慣改善は、薬に頼らずご自身の力で脂質異常症を管理し、将来の深刻な病気を防ぐための大切な取り組みです。
- 食事療法: 血管に良い影響を与える食品を選び、調理法を工夫することで、血液中の脂質バランスを整えられます。青魚や野菜、海藻などを積極的に摂り、飽和脂肪酸の多い食品を控えましょう。
- 運動療法: 無理なく続けられる有酸素運動を中心に、体を動かす習慣をつけることで、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らすことが期待できます。
- 禁煙と節酒: 喫煙はすぐにやめること、飲酒は適量を守り休肝日を設けることで、血管への負担を大きく軽減し、動脈硬化の進行を抑えられる可能性があります。
完璧を目指す必要はありません。まずは「これならできそう」と感じる小さな一歩からで構いません。
脂質異常症の治療
脂質異常症の治療は、単に血液中の脂質値を下げることだけが目的ではありません。最も大切なのは、将来的に心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重篤な病気を未然に防ぎ、患者さん一人ひとりが健やかで質の高い生活を長く続けること、すなわち「健康寿命を延ばす」ことです。脂質異常症は自覚症状がほとんどないまま進行するため、「まだ症状がないから大丈夫」と放置してしまうと、気づかないうちに血管が傷つき、取り返しのつかない事態につながる可能性があります。健診で脂質異常を指摘されたら、症状の有無にかかわらず、早めに医療機関を受診し、ご自身の状態に合った適切な治療を始めることが重要です。
治療の目的と重要性
脂質異常症の治療は、動脈硬化の進行を食い止め、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な病気から身を守ることを目的とします。これらの病気は、日本の主要な死亡原因の一つであり、健康上の問題で日常生活が制限される期間(健康寿命との乖離)を生む大きな要因です。
動脈硬化は、血管内にコレステロールなどが蓄積し、血管が硬くなったり狭くなったりする状態です。脂質異常症が進行すると、この動脈硬化がさらに加速し、やがて心臓や脳などの重要な臓器へ血液が十分に送られなくなります。すると、次のような重篤な合併症を引き起こすリスクが高まってしまいます。
- 心筋梗塞や狭心症: 心臓の血管が詰まったり狭くなったりすることで、胸の痛みや息苦しさなどが起こります。
- 脳卒中: 脳の血管が詰まったり破れたりすることで、意識障害や麻痺、言語障害などが生じます。
- 末梢動脈疾患: 手足の血管が狭くなり、痛みやしびれが生じ、重症化すると壊死に至ることもあります。
このような事態を防ぐため、健診で脂質異常を指摘されたら、症状がないからと自己判断せずに医療機関を受診し、ご自身の状態に合わせた適切な治療を始めることが大切です。早期から対策を始めることで、将来の重篤な病気を予防し、活動的な生活を維持できる可能性が高まります。
治療の基本的な考え方:生活習慣の改善が第一歩
「薬には頼りたくない」「まずは自分でできることから始めたい」と感じる方は多いでしょう。脂質異常症の治療では、まさにその考えが重要です。日本動脈硬化学会のガイドラインでも、まず生活習慣の改善が最も基本的な治療として位置づけられています。
食生活の見直しや運動習慣の確立は、脂質異常症の数値改善だけでなく、高血圧や糖尿病などの他の生活習慣病の予防・改善、さらには全身の健康状態の向上にもつながる、まさに「一石二鳥」の取り組みといえます。生活習慣の改善によって、次のような良い変化が期待できます。
- 悪玉コレステロール(LDL-C)が低下する可能性があります。
- 善玉コレステロール(HDL-C)が増加する可能性があります。
- 中性脂肪(TG)が低下する可能性があります。
- 体重が適正化する可能性があります。
- 血圧や血糖値の改善が期待できます。
生活習慣の改善は、仮に薬物療法を開始した後も、その効果をより高める基盤となります。将来的に薬の量を減らすことや、場合によっては薬をやめられる可能性も期待できます。粘り強く、ご自身のペースで取り組むことで、ご自身の健康を自らの力で守り、将来への不安を軽減することにつながるでしょう。
生活習慣改善の具体的なポイント
脂質異常症の治療において、生活習慣の改善は不可欠です。ここでは、具体的な改善策を改めてご紹介します。詳しい内容は、前の見出し「薬に頼らない!今日から始める生活習慣改善のポイント4選」をご参照ください。
- 食事療法
- 避けるべき食品: 肉の脂身、加工肉、揚げ物、菓子類、生クリームやバターなどの乳製品、菓子パン、清涼飲料水など、飽和脂肪酸やコレステロール、糖質を多く含む食品の摂取を控えめにします。
- 積極的に摂るべき食品: 食物繊維を多く含む野菜、海藻、きのこ、豆類、玄米などの穀物を積極的に摂りましょう。青魚に含まれるEPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸は、中性脂肪を低下させる効果が期待できます。調理法も、揚げるよりも蒸す、焼く、茹でるなどを選び、植物油も適量を心がけます。
- 運動療法
- ウォーキング、軽いジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動を、週に3回以上、1回あたり30分程度行うことを目標とします。
- 日常生活の中で体を動かす機会を増やす工夫も大切です。例えば、一駅分歩く、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うなど、無理なく続けられる方法を見つけることが継続のコツです。
- 禁煙と節酒
- 禁煙: 喫煙は血管を傷つけ、動脈硬化を促進するだけでなく、善玉コレステロール(HDL-C)を減少させるなど、脂質代謝にも悪影響を与えます。禁煙は、脂質異常症改善における最も重要な一歩の一つです。
- 節酒: アルコールの過剰摂取は、中性脂肪を上昇させる大きな原因となります。節度ある飲酒量を心がけ、休肝日を設けるなど、適切な飲酒習慣を確立します。
薬物療法:どんなときに必要?
生活習慣の改善を数カ月続けても脂質の値が目標範囲に改善しない場合や、すでに心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患を発症している方、あるいは将来的な発症リスクが非常に高いと判断される場合には、薬物療法が必要になります。薬物療法は、ご自身の力だけでは達成が難しい脂質の値を目標範囲に近づけ、動脈硬化の進行をより強力に抑えることを目的とします。
日本動脈硬化学会が定めている「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」に基づき、医師は患者さんの現在の脂質の数値だけでなく、年齢、性別、他の持病、喫煙の有無、家族歴など、さまざまな因子を総合的に評価し、将来的な動脈硬化性疾患の発症リスクを詳細に判定した上で、薬物療法の必要性を判断します。これは、個々の患者さんにとって最適な治療を選択するためです。
薬物療法が必要と判断される主なケースは次のとおりです。
- 生活習慣の改善を数カ月続けても、悪玉コレステロール(LDL-C)や中性脂肪(TG)の値が目標値に達しない場合。
- すでに心筋梗塞や狭心症、脳卒中、末梢動脈疾患などの動脈硬化性疾患を発症している方(二次予防と呼ばれます)。特に2022年版のガイドラインでは「アテローム血栓性脳梗塞」も二次予防の重要な対象としています。
- 糖尿病、高血圧、慢性腎臓病(CKD)、特定の血管疾患などの持病があり、将来的に動脈硬化性疾患を発症するリスクが高いと判断される方。
- 悪玉コレステロール(LDL-C)が非常に高い「家族性高コレステロール血症」の方。
主な脂質異常症治療薬の種類と特徴
脂質異常症の薬は、その作用機序(どのように体内で効果を発揮するか)によっていくつかの種類があります。医師が患者さんの脂質の状態や動脈硬化性疾患の発症リスクに応じて適切に選択し、用量を調整します。
| 薬剤の種類 | 主な作用 | 特徴と補足 |
|---|---|---|
| スタチン製剤 (HMG-CoA還元酵素阻害薬) | 主に肝臓でのコレステロール合成を強力に抑えることで、悪玉コレステロール(LDL-C)値を低下させます。副次的に、善玉コレステロール(HDL-C)をわずかに上昇させたり、中性脂肪(TG)を低下させたりする効果も期待できます。 | 動脈硬化性疾患の発症予防効果が多くの臨床研究で証明されており、脂質異常症治療の中心となる薬剤です。服用中は、まれに筋肉痛や肝機能障害がみられることがあるため、定期的な採血で確認します。 |
| フィブラート系製剤 | 主に中性脂肪(TG)を強力に低下させる薬です。善玉コレステロール(HDL-C)を上昇させる作用も期待できます。 | 高中性脂肪血症の治療に用いられることが多い薬剤です。胃腸症状や筋肉痛、肝機能障害などがまれにみられることがあります。 |
| 小腸コレステロール吸収阻害薬 (エゼチミブ) | 小腸からのコレステロール吸収を抑えることで、悪玉コレステロール(LDL-C)値を低下させます。 | スタチン製剤だけではLDL-Cが十分に下がらない場合に、スタチン製剤との併用でさらにLDL-Cを低下させる効果が期待できます。比較的副作用が少なく、胃腸症状などがまれにみられます。 |
| PCSK9阻害薬 | 新しいタイプの注射薬で、LDLコレステロールを細胞内に取り込む受容体の分解を抑えることで、血液中のLDL-Cを非常に強力に低下させます。 | 家族性高コレステロール血症の患者さんや、スタチン製剤を最大量服用してもLDL-Cが目標値まで十分に下がらない、特に動脈硬化性疾患の発症リスクが高い患者さんに用いられます。注射部位の反応や、インフルエンザのような症状などがみられることがあります。 |
| EPA製剤、DHA・EPA配合製剤 (多価不飽和脂肪酸製剤) | 魚の脂に含まれる成分であるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)を主成分とし、中性脂肪(TG)を低下させる作用があります。 | 中性脂肪が高い方や、動脈硬化性疾患の予防目的で他の薬剤と併用して処方されることがあります。比較的副作用が少なく、胃腸症状などがみられることがあります。 |
自己判断で服薬を中断したり、量を変更したりすると、病状が悪化する可能性や、期待される効果が得られない可能性があります。必ず医師の指示に従い、正しく服用を継続してください。
治療の目標値:個別のリスクに応じた管理
脂質異常症の治療目標は、患者さん一人ひとりの状態によって異なります。年齢、性別、他の病気の有無、喫煙歴、家族歴など、将来的な動脈硬化性疾患の発症リスクに応じて、最適な目標値が設定されます。
例えば、悪玉コレステロール(LDL-C)の管理目標値は、患者さんのリスクレベルによって厳しく設定されています。
| リスク分類 | LDL-C目標値 | 該当する患者さんの特徴(例) |
|---|---|---|
| 超高リスク群 | 70mg/dL未満 | すでに心筋梗塞や脳卒中などを起こしたことがある方、家族性高コレステロール血症の方、糖尿病や慢性腎臓病(CKD)などの持病があり、複数のリスク因子を併せ持つ方など。 |
| 高リスク群 | 100mg/dL未満 | 糖尿病や慢性腎臓病(CKD)がある方、複数の危険因子(高血圧、喫煙など)を持つ方など。 |
| 中リスク群 | 120mg/dL未満 | 特定の危険因子(喫煙、高血圧、糖尿病、CKDなど)は少ないものの、将来的な動脈硬化性疾患のリスクが中程度と判断される方。 |
| 低リスク群 | 140mg/dL未満 | 危険因子がほとんどなく、動脈硬化性疾患のリスクが低いと判断される方。 |
「超高リスク群」の患者さんは、再発予防のためにより厳格な管理が求められます。特に2022年版のガイドラインでは、糖尿病患者のLDL-C目標値も、合併症の有無によってさらに細かく設定されており、動脈硬化性疾患のリスク評価には久山町研究スコアも採用されています。目標値が厳格になるほど、より積極的な治療が必要となることが一般的です。
治療期間と費用について
脂質異常症の治療は、多くの場合、長期にわたります。一度脂質の値が改善しても、生活習慣が元に戻ってしまったり、加齢による体の変化があったりすると、再び脂質の値が悪化する可能性があるからです。そのため、定期的な通院と検査を継続し、医師と一緒に健康管理に取り組んでいくことが大切です。
治療中は、定期的な血液検査で脂質の値をチェックするだけでなく、必要に応じて心臓や動脈の超音波検査、運動負荷検査などで動脈硬化の進行具合を確認しながら治療を続ける必要があります。これらの検査を通じて、血管の状態を客観的に評価し、治療方針を調整していきます。
治療にかかる費用は、診察料、検査料、処方される薬の種類や量などによって異なりますが、健康保険が適用されるため、自己負担割合に応じた費用となります。ご自身の加入している健康保険によって、窓口での負担割合(1割、2割、3割など)が変わります。具体的な費用については、受診時に医療機関の窓口や医師にご確認ください。
まとめ
脂質異常症の治療は、将来の心筋梗塞や脳卒中といった深刻な病気を防ぎ、健康寿命を延ばすために非常に重要です。治療の基本は、食生活の見直し、運動習慣の確立、禁煙・節酒といった生活習慣の改善です。これらの努力を続けても脂質の値が目標範囲に改善しない場合や、すでに動脈硬化性疾患を発症している、あるいはそのリスクが高いと判断される場合には、医師の判断に基づき薬物療法が開始されます。
治療目標は、患者さん一人ひとりのリスクに応じて個別に設定され、定期的な検査で動脈硬化の進行状況を確認しながら、長期的に治療を続けることが大切です。日本動脈硬化学会のガイドラインでも、早期からの積極的な管理が推奨されています。健診で脂質異常を指摘されたら、症状がなくても放置せずに、早めに医療機関を受診し、ご自身に合った治療計画を立て、健康な未来のために一歩を踏み出しましょう。
まとめ
健診で脂質異常症を指摘されたら、放置せずに医療機関を受診し、ご自身のリスクと適切な改善策を知ることが健康な未来への第一歩です。 脂質異常症は自覚症状がないまま進行し、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重い病気につながる可能性があります。その原因は食生活や運動不足だけでなく、喫煙、飲酒、遺伝、他の病気などさまざまです。改善には食事や運動、禁煙・節酒といった生活習慣の見直しが不可欠ですが、場合によっては薬物療法も必要となります。
健診で異常を指摘されても、一人で悩まずに専門家へ相談することで、あなたの状態に合わせた最適な治療計画を立て、健康な未来へとつながる一歩を踏み出せます。
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脂質異常症は、LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪など、複数の脂質項目をあわせて評価することが大切です。健診で脂質異常を指摘された方は、それぞれの項目についても確認しておきましょう。
参考文献
- 一般社団法人 日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版.
- 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム(e-ヘルスネット). 脂質異常症 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット).
- 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム(e-ヘルスネット). 脂質異常症の食事 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット).
- 国立循環器病研究センター. 脂質異常症|国立循環器病研究センター冠疾患科.
- 国立循環器病研究センター. 生活習慣病|こんなときどうする?|循環器病について知る|患者の皆様へ.

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